一見帽子に関係ないようで意外と帽子に関係する雑学。

2014/10/10

帽子のお話

こんにちは、どら猫帽子店、村上です。

さて、今回は一見帽子に関係ないようで意外と帽子に関係する……、って意味わかりませんね、はい。
一体なんだと言われれば……、
ハットトリックの「ハット」とは。
というお話です。
ハットトリック、というのはマジシャンが帽子から鳩を出すような手品の事を指します……、というのは間違いではないのですが、今回の話とは別の言葉です。
今回お話しするハットトリックは御存じ、スポーツのハットトリック。
一人の選手が一試合中に三得点でハットトリックです。
サッカーが一番ポピュラーではないかなと思います。
ニュースなどでよく見るサッカーの試合終了時の点数は2-3であったりとかで、二桁に達するパターンは私としてはほとんど見かけません。
そういった得点数の中で一人の選手が三点を決めるというのはかなり凄いことだと思います。

さて、そんな凄まじい活躍を見せた選手に贈られるハットトリックという言葉は、一体どのようなものなのか。
一説によれば、それはクリケットにあると言います。
クリケットは野球の元となったスポーツです。私も詳しくはないのですが、投手が柱に向かってボールを投げ、打者はそのボールを打ち返そうとします。こちらの柱が倒れたら、打者はアウトになるのだそうで。

そして、それを各一球、つまり三球で三人アウトにすると、
そのプレイを称えて、なんと、シルクハットを貰ったのだそうです。

というのが一説。
もう一つ、素晴らしいプレイに感動して、観客の一人が帽子を投げ入れたからだというのがもう一説あるのですが、
ちなみに、クリケットはイギリス発祥、そしてもう一説もイギリスでの話だと言われています。
どちらの説であれ、人の働きを称える時に帽子を贈る、という習慣そのものが、
とてもイギリスらしい紳士的なエピソードですね。

では、本日はこれにて。
お付き合いありがとうございました。

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