帽子に持ち方があるの?中折れ帽などのハットの取り扱い方の注意点
2024/01/16
帽子のお取り扱い・お手入れ【持ち方の注意点】
中折れ帽などのように、トップクラウン(帽子の上のところ)につまみがあるような帽子を持つ時は、みなさんはどのように持つでしょうか?
帽子のトップのへこんでいるところを、つまみというくらいですから、そこをつまんで持つという方、結構いらっしゃいますよね。
これ、実は、中折れ帽などのハットの取り扱いでは、絶対にしてはいけない持ち方なんです。
つまみの部分は、見ての通り縫い合わせて形にしているのではなく、1枚の生地で仕上がっています。
そこを持ち続けたり強くつまむことによって、つまみの山頂部分に折れ線がついてしまいます。
「折れ線をつけたいんだよね。」という方もいるかもしれませんが、折れ線がついてしまうと、そこから生地が破けてしまいます。
1度、折れ線がついたり裂けたりしてしまうと補修することはできないので、必ず、つばを持つようにしてください。
両サイドのつばを両手で持つのが理想ですが、片手であれば、帽子の中に手を入れて、帽子を手に乗せるイメージで持つと、ダメージが少なくて済みます。
【お手入れ方法】
中折れ帽などの型に入れて製作された帽子は、水に濡れると形が崩れてしまう可能性があります。
水に濡れた場合には、すぐに乾拭きをして水気を取ることが大切です。
また、お洗濯をすることができないので、汗をかいた時には、帽子裏側の手入れを忘れてはいけません。
帽子内側の縁についている布はピン革(スベリ)といい、サイズを決めるための布なのですが、同時に、汗を吸い取る役目も担っています。
で、スベリのお手入れ方法を紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
せっかくのお帽子なので、持ち方やお取り扱いに注意して、長く愛用してくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。