衣類・帽子とUVケア
2014/06/20
帽子のお話本日は、UVケアについて。
さて、UVケア。最近は男女問わず気になるワードですね。
肌に塗ったりもしますし、日傘や衣服にもUVケアが使われます。
うちでもUVケア帽子がたくさんあります。
しかし、衣類のUVケアって一体何なのでしょうか。
わざわざUVケアの服なんて要るの?
そもそも服を着ること自体UVケアにつながりますよね。
半袖の境界線がくっきりになるほど影響が見受けられます。
じゃあ、薄地の服でなければ全部UVケアになるんじゃないの?
と、言いたい所ですが、じつは強い紫外線は普通の服ではシャットアウトしきれないのです。
服をちゃんと着ていても、炎天下の中にずっと立っていれば、服の部分もこんがり日焼けしてしまいます。
もちろん、厚手の服を重ね着すればかなりの所紫外線をカットできると思います。
しかしながら、炎天下の夏に、何着も何着も着込めないですよね?
重いですし、暑すぎます。
その為に、UVケア素材というものが使われるわけです。
それ一枚で大部分の紫外線をカットできるように、素材には特殊な加工がおこなわれています。
服はわかったけど帽子は?
つば広の帽子ならいいですが、つばが短い帽子だとあまり陰がかからないのでは?
と、私も思っていましたが、実は、紫外線って髪にもよくないんです。
帽子をかぶるとハゲるとよく言われますが、
逆に髪を保護する効果があるんですね。
パサつきやキューティクルの損失も防げますので、女性も見逃せないところです。。
でも、布のUVケアってどういうこと? 色の事? それとも分厚いの?
加工においては、繊維に紫外線を吸収、散乱させる微粒子を練り込むことでUVケア効果が得られます。
特殊なセラミックやチタンを素材に練り込むことが多いようです。
同時に赤外線などもカットしてくれるそうで、熱も通さず、涼しく中を保ってくれるそうです。
更に、素材に直接練り込んであるため、洗濯等しても効果が落ちにくいという利点があります。
しかし、そうやってもともとの繊維に練り込むというパターンですと、麻などはどうしましょうか。
元々出来上がっている天然繊維にそれらを練り込むことは難しいです。
まず、一つの答えがUVケア素材を裏地に貼る、でしょうか。
ですが、もう一つ方法もありまして、それが、UVケアを塗布するというやり方です。
UVケア成分を塗布することで、天然素材等もUVケアが可能となります。
こちらは、すこし効果が落ちやすいのが難点ですが、裏地を張ることで素材感を壊してしまう場合などに利用されます。
どちらも、あまり重さは変わりません。
うーん、髪にいいなら私も気にしてみましょうかねぇ。
今のうちに大切にしておかないと、気が付いた時にはなくなってしまっているかもしれません。
それでは、本日はこれにて。
お付き合い頂きありがとうございました。