ツイードの話。
2014/09/06
素材のお話こんにちは、どら猫帽子店の村上です。
本日は曇りから雨、そして晴れ。
風が吹いてて気温は低いです。と恒例になった天気と気温の話から始まり、
本日はツイードの話をしましょう。
ツイード。
スコットランド発祥の織物の一種です。
羊毛を使った織物で、縮絨・起毛をさせないで作るのが特徴である。
さらに、折り方も平織や綾織りといった――、とまあ小難しいお話も色々あるのですが。
つまるところ、
これです。
これもです。
これもそうです。
なんとなくわかるようなわからないような。結局何を持ってツイードとするのか。
さて、ポイントを解説していきましょう。
まずスコットランドの織物ということですが、今は色んな所で作られていますし、
最初は羊毛を紡いだ太い糸だったのですが、今はそういうことでもないらしく。
さて、そんなツイードの特徴としては表情豊かな布地が私としては真っ先に思い浮かびます。
綺麗に均一な布地にはならないツイードは、先に糸を様々なカラーで染色してから織るそうです。
そのため、様々な色味だったり、変化に富んだ布地になったりする訳ですね。
もう一つが、ざっくりとした手触り、素材感でしょうね。
先程の話で縮絨しないというお話をしましたが、
縮絨というのはかなり乱暴な言い方をすると、ウールをうまいこと水洗いしてぎゅっと縮めて、
フェルトのようにすることです。
ウール製品で密度が高く、手触りがさらっとしてるタイプの物はそういった加工が施されているかと思います。
しかし、こちらはあえてそれをせずに、ざっくりとした素材感を前面に出しています。
見た目からも厚みを感じやすく、暖かみも強いですね。
さて、大体こんな感じです。
ファッション的にもいいアクセントになりますよ。コートの布地がすべすべなタイプの時なんかに合わせると深みが出ます。
ただし、頭だけうるさくなりすぎないように注意です。
全身ツイードに纏めると、柄がうるさくなりがちなので、逆にツイードのジャケットを愛用されている方などは、
無地のマットな帽子なんかがいいかもしれません。
本当は、ツイードの産地によるブランドなどもあるのですが……、
その辺りはきっと岸田さんが来週辺り話してくれるでしょう。多分。
それでは、本日はこれにて。
お付き合いありがとうございました。