夏と革。蒸れるとか蒸れないとか。

2014/08/09

日記

こんにちは、どら猫帽子店の村上です。

冷夏になるとかならないとか言いつつ結局毎年暑い夏ですが。
この夏、何度かこういった質問を受け付けておりました。
「夏に革って蒸れる?」
「夏に革は合わない?」

うーん、確かにうちといえばヌメ革のウエスタンハットや、
エゾシカ革の帽子です。気になるポイントかもしれません。

と、いうことで。
革が蒸れるか蒸れないか。
個人差と革の差、気象条件が大きいので二択で明言はできませんが、
少しでも参考になりそうなことを。

まず、革の特性として、本革は通気性を持っています。
鹿革などは革の中でも通気性が高いタイプ。

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そのため、通気性のない合皮などに比べ、本革の帽子は蒸れにくくなっています。

へぇ、じゃあ夏もバッチリなのか。と言えば、
さすがに、麻などの天然素材やメッシュの帽子
に比べると、涼しさが劣ってしまいます。
革の厚さにもよりますが涼しさを追求するならやっぱり天然素材がいいかも……?

次に、夏に革の帽子は合わないの? 暑苦しくない?
という話題。
こちらに対しては、そうでもありません、と取りあえずお答えさせて頂きます。

帽子はファッションの仕上げにかぶるものです。
逆説、頭より下のファッションにマッチするなら
それはアリ、と言えるのですが……、
しかし結局、革の帽子に合うファッションというのは
夏になるにつれ厳しくなってきます。
帽子が暑苦しく見える以前に、
どうしても革の帽子に合うファッションをしたら
かぶる前の時点で暑苦しくなりがちです。
ただ、バイクに乗る方には安全性のために
通年革のライダースーツを着込む方もおられます。
そういった点も含めて、夏に革はそぐわなくなるのではなく、
扱い方がぐんと難しくなる、というのが正しいのかもしれません。

逆に言ってしまえば、天然素材の帽子は夏らしい格好をしておけばサクサク合ってくれる……、かも。
自信がない方や、初心者の方はこっちの方向性もオススメです。
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それでは、本日はこれにて。

お付き合いありがとうございました。

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