帽子のマナーについて考える。
2014/05/19
日記本日のブログは、帽子のマナーについて、つらつらと。
帽子のマナーと言えば、取るか取らないか。
私の学生時代は、髪を切って来た学友が恥ずかしくて帽子をかぶったままにして、
担任の先生に怒られたり、なんてこともありました。
しかし、意外と帽子のマナーってわからないもので、
家の中でかぶって怒られたことがあるから室内はだめなんだろうなぁ、とか、
年上の人と話す時にかぶっていたら怒られたとか、なんとなくのイメージはあるのですが、
実際はどうなんでしょう。
最近はかぶったまま食事される方も見ますし、テレビでもそういった方を目にすることがあります。
さて、どうなんでしょう。
正直なところ、はっきりした答えがなかったりします。
欧米にはしっかりとしたルールがあるようです。
しかし、欧米のマナーをそっくりそのままとも行きません。
国が違えば文化も違う、ということで、同じ行為でも受け取られ方が全然違うものです。
欧米ではこうだから、と言って実行して、周囲の多くの人が難色を示したら、
マナーの意味がありません。
そして、時代も変われば少しずつマナーも変わって、
厳密なルールはあやふやです。
じゃあなんでもアリ? かといえばそういうことでもないでしょう。
そもそもマナーは、周囲の方が不快に感じられるか感じられないかです。
自分の故郷のマナーに則っても、行った先の多くの方が不快に感じられては意味がありません。
つまり。
臨機応変に対応しましょう、ということですね。
さて、言うのは簡単で、一番難しい言葉が出てきました。
何もないところから応用を生み出すのは難しいので、指標を考えて行きましょう。
・室内では帽子を取るのが無難でしょう。人の家に招かれたとき等は、取らないと失礼と思われるかもしれませんが、取って失礼な奴とは思われないハズ。
・目上の人の前では外す。被ってると怒られるかもしれません。無理してかぶって怒られるより、取って怒られない方が楽だと思います。
・靴を脱いで上がる類の場所。雰囲気が合わない、浮いているというべきでしょうか。場にそぐわないと見られると、顰蹙を買ってしまうかも。
・食事中。これは難色を示す方が結構多いです。議論の種にもなりやすいですね。
・ちょっとこれまでと違いますが、つば広の帽子には気を使いましょう。満員電車で邪魔になったり、映画館で邪魔になったりです。
それと、直接マナーには関係ないのですが、帽子のつばは顔色に影響を与えるので、
室内の光源によってやけに暗く見えたり、という影響もあります。
つばが長くて影が落ちて暗い人に見える、というのもあまり嬉しくはないでしょう。
ルールがどうか、というよりも、周囲の方からどう見えるか、というのが大事ではないかと思います。
周りからどう見えるか、というのもファッションの一つですし、マナー的な見方をされても素敵なファッションが一番いいのではないでしょうか。
素敵な帽子を頑なにかぶり続けるよりも、さっと帽子を取って挨拶できる、そういった小粋さがその人をもっと素敵に見せてくれるようにも思えます。
さて、本日はこれで。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。