帽子屋が教える、インターネットにおける自分にジャストフィットするサイズの帽子選び その2
2014/05/03
日記さて、前回の続き、その2です。
自分の頭のサイズを測ったら、帽子を見ていきましょう。
そして、見ていったところで……。
今日の一つ目。
自分にジャストな帽子がない!
メーカーごとにSは55cm、Mは57cm、Lは59cm、と決まっているわけですが、
我々人間の頭の方は規定なんてありませんのでもしかするとコレ、というのがないかもしれません。
Mがちょっとキツめ、Lにするとちょっぴりゆるいかも、なんてパターンもないとは言い切れません。
ちょっぴりゆるかったりきつかったりしても我慢する、というのならばいいのですが、それではタイトルジャストフィットする帽子になりません。
かといって自分の頭のサイズはそうそう変わりません。
じゃあ、どうしようもないのか。
そう問うてみれば、そうでもありません。
方法は、いくらかあります。
1,調整してもらう。
うちの店では、型入れし直してサイズを調整、発送。
ものは限られますが、場合によっては調整して作ったりすることもあります。
ネットショッピングの方でも、発送前にご希望頂ければ、もしくは届いた後でもお受けしてます。
工賃はサービス。着荷後の場合は送料だけ負担頂いてます。
店によって、やっぱりサービスはまちまちですが、お店に相談してみるといいかもしれません。
2,調整してみる。
実は、自分でどうにかできるアイテムもあります。
それがこちら。
サイズテープ
巷ではサイズリムーバーとか色々お洒落な呼ばれ方されたりもするようですが、うちではサイズテープです。
これをピン革の内側に貼り付けると、サイズがちょっと小さくなります。
見にくくて申し訳ないですが、
Mサイズ57cmです。
ピン革の内側に巻いて。
55cmになりました。
頑張って大体2cm程度でしょうか。
一周巻いて2cm、半周巻いて1cm位になります。
できるだけ突っ張るように巻いたり力の下限でも変わってきます。
内側ですから外見にあまり差も出ませんし、微調整に大活躍です。
ちなみに、うちでは単体の販売はしておりませんが、注文の時などに言って頂ければサービスで同封したり、ご希望サイズに直して発送します。
所によっては単品でも販売してます。
これでジャストな帽子があなたの手に。
ちなみに、巻くときは長めに巻いてから、かぶり心地を見ながら少しずつ余分な長さをカットしていくといいでしょう。
そして、身も蓋もない話ですが、不安になったら問い合わせしてしまいましょう!
きっと、ジャストなサイズが届くよう、店員さんが最適な提案をしてくれるはずです。
最後に、こぼれ話ですが、革の帽子については使ってるうちになじんでくる可能性も。
カンガルー革なんかはよく伸びるそうで、サッカー業界で聞く話ですが、カンガルー革のシューズの場合だとほんの少し小さいものを買ってなじませるといいと言われてるほどです。
逆に新品の革は種類によりますがちょっぴり堅いのが常です。それを馴染むように愛用して自分にジャストになるまで育てていくのも、楽しいかもしれません。
それでは本日はこれにて。
お付き合い、ありがとうございました。
その3に続きます。