紅白帽の話。
2014/06/23
帽子のお話最近、通勤中に遠足中の幼稚園児や小学生を見ることが多くなりました。
その、頭の上には紅白帽が。
懐かしいなぁ、あんな時代が私にもあったなぁ、としみじみ。
つばを上に立ててウルトラマンは男性なら記憶にあるのではないでしょうか。
ちなみに、私の小学校は紅白だけではなく、黄白、青白の帽子がありました。
一組になったことがないので実は紅白の帽子はかぶったことがありません。
紅白帽と言えば、一つの帽子でチーム分けができる利便性ですよね。
登場以前は紅白の鉢巻なんかが使われていたそうです。
しかしながら、その場合、鉢巻を二本用意しておかなければなりませんし、
置いておいたら風に吹かれてうっかり片方なくしそうでちょっぴり不安です。
所がこの紅白帽、一個あれば白も赤も担当。
あごひも付なのも活発な小学生にはちょうどいいですね。
実は今はカラーも様々で、赤、青、黄、紫、茶、緑、橙等々、たくさんのカラーが出ているそうです。
これだけ多いと、カラーに人気が分かれそうですねぇ。
そういえば、赤、青、黄だった私の小学校でも、赤羨ましいとか言ってた子が結構いた気がします。
でも、基本カラーは紅白。
しかし、よく考えてみれば、運動会もそうですが、紅白歌合戦など、
なんで紅白に分かれて競い合うんでしょう。
その源流は、日本の歴史にありました。
日本で初めて紅組と白組が戦ったのは、源氏と平氏なんだそうです。
平氏は紅い旗を、源氏は白い旗を掲げて戦ったのが始まりで、
その図式が現代にも引き継がれ、二組に分かれて争う時は、
紅白にカラーが分かれるんだそうな。
余談ですが、その本来対立するべき紅と白が、
仲良く席を共にするととてもおめでたい、ということで、
紅白饅頭や卒業式の垂れ幕等お祝いの場で使われるようになったそうですね。
なんとなく知ってるものにも、ちゃんと理由などはあるものなんですねぇ。
それでは、本日はこれにて。
お付き合い頂きありがとうございました。