帽子の部位の名称①~スベリ(ピン革)って何?
2023/02/14
帽子のお話みなさんは「スベリ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私はどら猫で働くようになるまで、まったく知りませんでした。

「すべり台のこと?」なんて思う人もいるかもしれませんが、スベリとは、帽子の内側のふちについている布のことで、帽子のサイズを決める役目や汗止めの役目をしています。
上画像の黒い布の部分です。
スベリは、ピン革(ビン革)とも呼びます。
調べてみると、なぜスベリと呼ぶようになったのかは不明ですが、左右の耳周りの髪のことを日本髪独特な呼び方でビン(鬢)といい、現在は、布を使用することが多いですが、古くは革を使用していたこともあり、その2つをつけてピン革(ビン革)と呼ぶようになったんだとか。
耳周りの髪のことをビンと呼ぶこと自体、知りませんでした・・・

スベリの裏側に大きさを小さく調整することができる「調整スベリ」もあります。

上画像のように、布にマジックテープが付いていて、帽子が大きい場合にマジックテープを好きな大きさに縮めて留めることができるようになっています。
最近では、調整スベリがついている帽子も多いので、目にしたことのある人も多いかと思いますが、若干、帽子が大きいと感じるけど、サイズがそれしかないなどという時に便利ですよね。

ちなみに、私たちが使用しているスベリは、帽子の種類によって、硬さなど若干の違いがありますが、すべてポリエステルの黒い布のもので、仕入れ品です。
どら猫の帽子は、調整スベリを使用しているものもありますが、普通のスベリの商品もあり、帽子をご購入いただいたもののサイズが若干大きいお客様には、普通のスベリを調整スベリに交換することもあります。
どら猫に限らず、お店などで、大きめの帽子が気に入った場合などは、スベリの裏側をみてみると調整スベリかもしれないので、見て調整してみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。