街で見かけた気になる帽子
2014/05/07
日記本日も、ブログのお時間です。
さて皆様。皆様は職業病ってあるでしょうか。
セルフのスタンドで給油中に『レギュラー入りまーす!』と叫んでしまったり。
別れの挨拶が『お大事に』になってしまったり。
コンビニに行ったらそこの店の『いらっしゃいませ』に反応して自分もいいそうになったり。
様々パターンがありますが、帽子屋にもあります。
その一つが、人のかぶっている帽子に勝手に目が行ってしまうこと。
「なんだか、頭に視線を感じる……」
と思った時、もしあなたが素敵な帽子をかぶっていたなら。
……私が見ているかもしれません。
そっとしておいてください。無害です。
さて、という訳で、気が付くと帽子を目で追っている私ですが、時折、すごく気になる帽子が見当たります。
たとえば、こんなハンチング。
流石に写真まで撮らせてもらうのはアレなので、
絵で失礼します。
こんな感じの帽子でした。
……私の記憶が確かなら。
帰りのバスを待っているとき、髭を生やしたカッコイイお兄さんがかぶっていました。
もう、一目見ただけで「お、おぉ?」となって横からガン見です。あの時のお兄さん、本当に申し訳ございませんでした!
さて、じゃあどこが気になったのかといえば、このハンチングの立体感なんです。
素材はワインブラウン系の革で、あまり変わったところはなかったのですが、やっぱり何より形です。
とにかく奥行き、立体感がスゴイ。私の微妙な絵で伝わるかわかりませんが。
それで、何故立体感があるのかといえば、その秘密はつばにあるようです。
この帽子、つばのアーチがかなり深く曲がってるんですね。
この深く曲がったアーチが、この芸術めいた立体感を生み出しているようです。
横から見て、奥側のつば裏ちらりと覗くと、えも言われぬ不思議な感覚に陥りました。
と、まぁ、こんな風なのが隣で帽子を見ているわけです。気持ち悪いですね。
いや、でも、はい、あれです、気持ち悪くなるくらい素敵な帽子だったんです。
どうしても平たいイメージになりやすいハンチングだからこそ、後頭部の深さも含め、
一層目を惹かれるスタイリッシュな帽子でした。
……うちでも作ってくれませんかねぇ(ちらちらとアトリエの方角を見ながら)。
それでは、本日はこれにて。
お付き合い頂きありがとうございました。