麻とか、天然素材の帽子って、本当に涼しいの?
2014/05/31
帽子のお話ジュート・パナマ・ラフィア、天然素材の特徴や歴史を含め、色々紹介させて頂いてます。
せっかくなので、デザインだけではなくて、素材からの帽子を選びをサポート致します。
さて、そんな天然素材を語る上で外せないのが、その涼しさ。
麻を初めとして、天然素材は通気性・吸湿性がよく、熱を発散させ、湿気を吸い取ってくれる……、
つまり、蒸れないし涼しい、という夏にこの上なく嬉しい効果があるのです。
が、しかし。
そう口にするのは簡単です。簡単ですが……、
説得力に欠けますよね?
と、いうことで。
かぶって走ることにしました。
かぶったのはこちら。
左の私、村上が 「カモノハシ型◇ジュートハンチング」 カラー;ベージュ
右、岸田が 「カモノハシ型天然素材麻ハンチング」を着帽。
天然素材の帽子は本当に涼しいのか。
これをかぶって走って、確かめて参ります。
不審者として後指刺されないか不安です。
しかしやるといった以上後にはもう引けず。
撮影した高橋さんの掛け声により、無情にも実験がスタートしてしまいました。
で。
帰ってきました。思ったより一周の距離が長くて死にそうです。
ランニングにしておけばよかったと後悔しきり。
途中で歩こうかなと考えるも、隣ががんばって走っているので、とお互いの妙な連帯感が邪魔をして最後まで走ってゴールイン。
岸「やりましたね、村上さん」
村「そうですね、岸田さん」
岸「全力疾走なんてすごい久々ですよ。帰って休みたいです」
村「そうですねぇ……。ところでなんですが岸田さん」
岸「なんです?」
村「確かに、蒸れるとか暑いとかはないんですけど」
岸「ですねぇ」
村「コレ、布の帽子もかぶってやらないと違いがわからないんじゃないですか?」
岸「……え?」
流石に再度全力疾走は体力的に無理と判断した我々は、唐突に筋トレを始めました。
筋トレすること数分。
生ける屍を二体生み出しつつ、結果発表です。
結論から言えば、天然素材の帽子は、頭をキンキンに冷やしてはくれません!
まぁ、クーラーを積んでいるわけではありませんので当然と言えば当然です。
なので、暑いものは暑いのです。
が、しかし。
布帛の帽子と比べると、やっぱり違いがありました。
天然素材の帽子は、暑い状態でかぶると、すぐに帽子も温かくなり、
布の方は熱が移るのに時間がかかりました。
熱がすぐ移ったらよくないんじゃ、と思うかもしれませんが、これが熱を吸収してくれるというやつでしょう。
布の方が中に熱がこもる感覚がありました。
そして、帽子を外したら、麻の方がすぐに冷えます。
つまり、熱を吸収し、発散する力、これです。
頭からの熱を取って放出してくれる。麻の評判は嘘ではありませんでした。
今回は三十分やそこらの実験ですが、長時間外にいると思うと、尚更差が出てくることでしょう。
帽子をかぶって直射日光を回避。髪が黒い日本人だからこそ、天然素材の帽子をかぶって夏を過